近年では、企業におけるクラウドサービスの導入は増加しています。企業においてはこれまでの社内サーバーをクラウドに移行する事で、社内サーバーの維持にかかるメンテナンスコストやITリソースのコスト増加を軽減させるメリットがあります。LORENZ docuBridge®を導入している製薬会社様もクラウドサーバーへ切り替えて運用しているケースを多く見受けます。
クラウド導入では、運用するシステムにおいて以下の点にご注意ください。
LORENZ docuBridge®は、製薬会社様のシステム運用において重要な eCTD申請業務関わる為、機密性が高い情報を扱うと共に安定した運用が求められます。
そのため、定期的なアップグレード及びメンテナンスはシステムの運用側と表裏一体の関係となります。
また、クラウドサーバーの利用において仮想環境に搭載されるアプリケーションソフトの運用状況やアップグレード、Windowsのセキュリティアップデートやリスタート等は各々の管理先が異なる場合、製薬会社様は各々の関係部署と連携する必要があります。また、システム環境を更新する場合等はOSやセキュリティ設定等、個々の検証確認と作業期間の調整等、手間がかかる作業が製薬会社様の負担となります。
製薬会社様の申請業の中核となるeCTD編纂システムは、障害時において迅速な復旧が望まれます。株式会社ディジタルメディアシステムでは、これまで製薬会社様が導入(購入)したLORENZ docuBridge®のシステムサポーターとして数多くのシステム運用業務を担ってきました。システム障害時のバックアップは、一般的なクラウドサーバーが行う場合DBのスナップショットによるバックアップが主流でしたが弊社ではセンター内にクローン化されたバックアップを準備して障害に備えます。また、サーバーセンターにおいて大規模な災害や通信障害が発生した場合を想定して毎日遠隔地に高速転送して保持したバックアップデータからシステム再構築(オプション設定)を行えるサービスもご用意いたしております。
「LORENZ docuBridge® クラウドサービス」では、従来の設備の外部委託ではカバーできない部分に着目して利便性で信頼性が高いサービスを目指し開発されました。従来型のクラウドサーバーの利用では実現されなかったシステム障害時における迅速な復旧やアプリケーションソフトのアップグレード、遠隔地からのバックアップを使用したシステムの再構築やアプリケーションソフトのアップグレード対応等、「システムの運用にかかる一元化」のサービスを実現しています。
製薬会社様がご利用(運用)するLORENZ docuBridge®のサーバー及び通信、アプリケーションソフト環境を株式会社ディジタルメディアシステムが一元管理(お問い合わせ窓口業務を含む)いたします。
詳細な内容については弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。